2009年3月30日月曜日

チューリップ

今日はチューリップを撮ってきました。いずれも近所で見つけたものです。

チューリップはユリ科チューリップ属の植物で、球根ができ、形態は有皮鱗茎。
和名は鬱金香、中近東ではラーレと呼ばれてます。原産はアントリア、イランからパミール高原、ヒンデュークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯です。

外観は、花弁が先端が丸いものや尖ったもの、フリル状のものまであります。咲き方も一重から八重。一つの球根から複数の花がつくもの、すぼまった状態で開花するものや花弁が外側へ反り返り全開して開花するものなどさまざま。色も青以外の赤・黄・オレンジ・白・緑・紫などの単色や複数の色のものなど、数百品種のチューリップが存在します。
生産地として世界的にはオランダが有名ですよね。オランダから各国へ輸出されています。日本で販売されている球根は、ほとんどがオランダからの輸入のようです。日本では、新潟県や富山県で大規模な栽培が行われていて、両県を合わせた球根生産での国内シェアは98%です。
国営明石海峡公園や上湧別町チューリップ公園が有名ですかね。
アフガニスタン、オランダ、トルコ、ベルギーでチューリップは国花に指定されていて、日本国内では、新潟県と富山県が県花に、市花や町花となると数えきれないほど多くの地方公共団体で指定されています。
もともとはオスマン朝トルコでもてはやされて、ローマ帝国、オーストラリアの大使によってはじめてヨーロッパに伝わったらしいです。この伝来のときにチュルバンと伝わったために現在のチューリップと言う名が生まれたという説が通説ですね。
写真のチューリップは一重遅咲き系のテンプルズフェイバリットかな、フリンジ咲き系のフレアーフリンジドかな、よくわかりません。
でも、かわいいですよね。




2009年3月27日金曜日

3月の名古屋の空

もう、3月も終わろうとしています。


寒さがぶり返してきました。

でも空は、3月らしい青空が見えました。

雲が季節を表しますね。


空を見ていると、とても気持ちが落ち着きます。

特に河原なんかに行って、空を見上げると、気持ちがいいです。


でも、今日は寒かった。

暖かいと、散歩や自転車漕いでいても、とても気持ちのいいものです。



なるべく、毎月、その季節を感じられるような空の風景をアップしてみたいと思います。








2009年3月26日木曜日

桜の季節ですね。

名古屋もぼちぼち咲いてますけど、近くの河原に桜並木があります。それを撮りに行くまで、アップしないつもりでしたが、先週京都の龍安寺で桜を撮って来たので、旬が過ぎる前にアップします。

桜は、バラ科サクラ属の植物のうち、梅、桃、杏などを除いた総称をいい、一般にはサクラ亜属に属するものを指すらしいです。

言うまでもなく春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かます。
果実は食用とするほか、花や葉の塩漬けも食用に利用されてますね。日本人に古くから親しまれています。

とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノは、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となりました。ほかに自然種としてヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められています。また、日本では固有種・交配種を含めると600種以上の品種が自生しているようです。
古代では、ヤマザクラや、八重桜が一般的でしたよね。有名な吉野桜
、ヤマザクラです。静岡富士宮市に日本最古級のヤマザクラ、狩宿の下馬桜あって、特別天然記念物に指定されています。

最も馴染み深い花であることから、一般的に国花のひとつとされていますが、法的に定められたものではないみたいです。軍隊や学校の制帽や階級章に桜を象った紋章が使われてますね。詰襟のボタンとか。

明日3月27日はさくらの日です。1992年から財団法人日本さくらの会が制定しました。
著名な桜を選んだ日本五大桜
があります。何かは訊かないように(笑)。

名前の由来は、一説に「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされています。ほかにも諸説あるようです。

「花鳥風月」の「花」は平安時代以後サクラのことを指すことをご存じでしたか。なお、平安時代以前の「花」は、梅だったんですよね

 願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ (西行法師)

 さまざまの 事おもひ出す 桜哉 (松尾芭蕉)

 ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花ぞ散るらむ(紀友則

桜を詠んだ歌をチョイスしてみましたが、僕がいちばん印象的なのは、

 櫻の樹の下には死体が埋まっている。

で始まる梶井基次郎の短編「櫻の樹の下には」です。だからあんなに綺麗なのだと。
ちょっと、不気味です。

2009年3月25日水曜日

新川


名古屋西区の小田井から撮影してみました。春の新川の風景です。

新川ってさ、27箇所くらい日本にあるんだね。

この新川は、名古屋市とその周辺を流れる庄内川水系の河川

江戸時代に開かれた人工の河川で、庄内川に流れ込んでいたいくつかの川の水を名古屋西部からそらし、増水時に洗堰を通じて庄内川の水を迂回させる目的で作られたようです。

平成18年1月に特定都市河川に指定されています。

名古屋市北区、西区と北名古屋市の境界の地蔵川と洗堰の合流点から下流を新川というみたいですね。さらに清須市、甚目寺町、大治町を通って名古屋市中川区で伊勢湾に流れ着く。

庄内川の西側に沿って流れている感じですね。

向こうに見えるのが名鉄電車。

雲が春っぽくなってきましたよね。

2009年3月21日土曜日

菜の花

春は花がたくさん咲いて、写真がどんどんたまっていきます。

本当は少し遅れたかな、と思った感じのある菜の花。近所にきれいに咲いてました。

菜の花は、アブラナやセイヨウアブラナの別名を持ち、アブラナ科アブラナ属に属します。
食用、鑑賞用、修景用に用いられてるみたいですね。

食用は、市販の菜の花の頭の部分と脇芽の部分でビタミンCやミネラルが豊富な緑黄色野菜ですね。前回のお料理で紹介しました。蕾の目立つ部分を集めたのがアブラナ系で、掻き取った脇芽の部分を袋詰めしたのがセイヨウアブラナ系のようです。セイヨウアブラナは固く筋っぽくなりやすいけど、苦味が少ないみたいですね。灰汁はホウレンソウの20分の1みたいですよ。茹ですぎないのがポイントですね。

香川県、高知県、千葉県、三重県で多く生産されています。

鑑賞用としては、春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩って感じがします。千葉県で早春のアブラナ、青森県で油用のセイヨウアブラナ、信州でノザワナが開花するらしいです。

修景用にはセイヨウカラシナが、丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂するので、河川敷や堤防、空き地に播種し、菜の花畑を作ることが多いです。


菜の花は身近な春の風物詩として親しまれてきたために、文学に登場することも多いです。

言葉としても、春雨前線が停滞する頃の雨の多い時期を「菜種梅雨」と言うし、春先の霞のかかったおぼろ月を「菜種月」とも言います。
いずれにしても言い得て妙ですね。

2009年3月14日土曜日

菜の花の辛子味噌和えとたらの芽のてんぷら

なんか、だんだん知識ひけらかしのブログになってきていて反省しています。もっとカジュアルなブログにするつもりだったのに。

食べ物でもたくさん季節を感じることができますね。

この前、友人と喫茶店でランチをしてた時に、土筆の卵とじがあって、苦味を相当抜いた下処理がしてあってとても美味しかったです。友人と美味しいね、季節を感じるね、と話していたところ、写真を撮り忘れたので、しまったな、と思ってました。

今日、その友人が、土筆が見つからないけど、菜の花とたらの芽をゲットしたので作ってみたよと、写真をメールで送ってきました。

おれにも食わせろよ、って感じでしたが、これも美味しそうに見えたので、許可をもらってブログにする次第です。

花ではないので菜の花やたらの芽の情報はなしで、気楽に載せたいと思います。

またね~。

2009年3月11日水曜日

日本水仙

近所のお宅の玄関先にきれいな水仙が咲いていました。

たぶん、日本水仙だと思います。花の知識ないので違ってたらすいません。

季節を感じるには遅いかもしれませんね。


水仙はスイセン属ヒガンバナ科に属するんですね。日本水仙、らっぱ水仙を総称して水仙と呼ぶようです。
原産地は主にスペイン、ポルトガルから地中海沿岸地域、アフリカ北部で、原種は30種類ほど知られているようですが、園芸用に品種改良されたものが広く栽培されているみたいです。
日本水仙は古来に中国を経由して渡来したといわれているらしく、有名なのは越前海岸の群落、福井県の県花になっています。

学名のNarcissusがギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来するのは有名な話ですよね。

水鏡に映った自分に恋をしてしまい、水面の像が想いに応えることがないため、憔悴して死んだというエピソード。だからこそ水辺で自分を覗き込むように咲くのだという。

とはいえ、この神話はクチベニ水仙のことで日本水仙のことではないです。

水仙という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典が元みたいですよ。中国では水辺で咲く姿を仙人にたとえたと言われています。

他にも海外では水仙は希望の象徴であり、癌患者をサポートする団体の多くで、募金活動のキャンペーンに用いられていたりもします。国によってそれぞれですね。

花言葉は「うぬぼれ・我欲・自己愛・神秘」。黄色の水仙は「気高さ・感じやすい心」、白は「自己愛」 です。

2009年3月7日土曜日


もう、季節を感じるにはとうに咲きほこってますね。

近所の庭にきれいに咲いていたので撮ってみました。


関東を中心に梅祭りが開催されているようですが、全国の天満宮で梅がシンボルになっているみたいですね。梅が咲くと、桜ももうすぐだなって感じます。


梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、その果実のこともうめといいますよね。
別名に好文木、春告草、木の花、初名草、香散見草、風待草、匂草などがあるみたいです。美しい名前です。杏の近縁種で、簡単に育つみたいです。


江戸時代以降、花見といえば桜ですが、奈良時代以前は梅を愛でることの方が多かったらしいです。、平安時代中頃からの桜が花の代表になっていったんですね。


梅の語源には諸説あって、大きな薬効があるため、見たこともないことを示すuと、本当に大切なものをさすmeでウメとなった説とか、中国語の「梅」からとって「マイ」や「メイ」の発音に、伝来当時の地域の方言が交じってウメとなった説とか、ほかにも諸説あるらしいです。


梅は花の観賞のほか、実を梅干しや梅酒、ジャムや梅酢などにして食用ともしますね。料理にも使われるし。梅肉の煮物なんておいしいですよね。


漢方薬では燻してして真っ黒になった実を烏梅といって、胃、腸、駆虫、止血、強心に作用があるといわれています。クエン酸などの有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されていますね。


季節をいちばん感じやすいのが、花って感じがします。

2009年3月3日火曜日

お雛さま

今日は桃の節句ですね。



桃の節句は、平安時代から行われ、起原は平安時代に遡ると言われています。



日本の五節句は陰暦正月7日人日の「七草がゆ」、3月3日上巳の「桃の節句」、5月5日端午の「端午の節句」、7月7日七夕の「七夕祭り」、9月9日重陽の「菊の節句」がありますね、

今では重陽の節句はなくなって、他のお節句は現代まで伝わっています。

当時この行事は貴族の間では、それぞれ季節の節目の身のけがれを祓う大切な行事でした。
その中のひとつが今日、「桃の節句」となります。
もっとも、陰暦の話なので、実際の日にちは違いますよね。


桃の節句の由来としては、こ日に人々は野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願ったとされてます。


この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」へと変わって行きました。



室町時代になるとこの節句は3月3日に定着し、紙雛ではなく豪華なお雛さまを飾って宮中で盛大にお祝いするようになりました。



初節句のひな祭りは、身のけがれを祓う災厄除けの行事です。 

なのでひな祭りは、庶民の間にも定着七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんのすこやかな成長を願う行事、女の赤ちゃんに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれる災厄除けのようなもの。

気持ちの問題ですが、きちんとお祝いしてあげたいものです。



というわけで、季節を感じる行事ひな祭りを今日は取り上げてみました。



結婚してないので、女の子も何もないですけどね。

2009年3月1日日曜日

ギリシャ彫刻


ブログを始めることにしました。

なぜかはよくわかりませんが、自分の環境を癒す季節の景色や花やアイテムを思うがままに綴ってみたいと思います。なのでブログタイトルは『Seasons アルカイックのシーズン』にしてみました。



初回の今日は、どんな季節を彩ろうかと思いましたが、いきなり全然季節感のない話題を。

“アルカイック”というHNについて、プロフィール代わりに紹介したいなと思っています。



古代ギリシャの彫刻美術、アルカイック彫刻に見られる口もと微笑みに似た表情をアルカイック・スマイルといいます。

紀元前6世紀中頃から後半にかけての青年像(クローズ)や少女像(コレー)などで特に明瞭となり、ギリシャ美術のの厳格様式に移行する紀元前5世紀初めごろまで続いたと言われています。



アルカイク・スマイルの意味については「ギリシャ人の生に対する素朴な喜びの反映」「神の人間に対する好意の表現」「未熟な彫刻家の偶然に生み出した表情が定型化したもの」「微笑のもつ呪術的力に対する古代人の信仰の表れ」といったいろいろな解釈があります。

この表情が上機嫌、陽気、愉快などの心理状態を表す、一般の笑顔でないことは明確です。

古代の彫刻家は彫像中に魂を宿し、人間と同じ生命と感情をもった存在を与えたかったようです。




東洋でも、六朝時代の中国や飛鳥時代に日本の仏像に口の両端をかるく引き上げる表現があり、これを“アルカイックスマイル”と呼ぶこともあるようで、でもギリシャ彫刻との間に直接の関係はないみたい。仏像の微笑は、仏の衆生に対する慈悲を表すためとか。


まあ、固いことを言うつもりはなくて、この何やら深い意味を含んだ、ただの無邪気な笑顔でない微笑に興味を惹かれたわけで、こんな名前をつけた。



たぶん、毎日は更新しなくて、気が向いたら、心のままに季節を感じたら書き留めたいと思います。



よろしくお願いします。