2009年3月26日木曜日

桜の季節ですね。

名古屋もぼちぼち咲いてますけど、近くの河原に桜並木があります。それを撮りに行くまで、アップしないつもりでしたが、先週京都の龍安寺で桜を撮って来たので、旬が過ぎる前にアップします。

桜は、バラ科サクラ属の植物のうち、梅、桃、杏などを除いた総称をいい、一般にはサクラ亜属に属するものを指すらしいです。

言うまでもなく春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かます。
果実は食用とするほか、花や葉の塩漬けも食用に利用されてますね。日本人に古くから親しまれています。

とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノは、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となりました。ほかに自然種としてヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められています。また、日本では固有種・交配種を含めると600種以上の品種が自生しているようです。
古代では、ヤマザクラや、八重桜が一般的でしたよね。有名な吉野桜
、ヤマザクラです。静岡富士宮市に日本最古級のヤマザクラ、狩宿の下馬桜あって、特別天然記念物に指定されています。

最も馴染み深い花であることから、一般的に国花のひとつとされていますが、法的に定められたものではないみたいです。軍隊や学校の制帽や階級章に桜を象った紋章が使われてますね。詰襟のボタンとか。

明日3月27日はさくらの日です。1992年から財団法人日本さくらの会が制定しました。
著名な桜を選んだ日本五大桜
があります。何かは訊かないように(笑)。

名前の由来は、一説に「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされています。ほかにも諸説あるようです。

「花鳥風月」の「花」は平安時代以後サクラのことを指すことをご存じでしたか。なお、平安時代以前の「花」は、梅だったんですよね

 願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ (西行法師)

 さまざまの 事おもひ出す 桜哉 (松尾芭蕉)

 ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花ぞ散るらむ(紀友則

桜を詠んだ歌をチョイスしてみましたが、僕がいちばん印象的なのは、

 櫻の樹の下には死体が埋まっている。

で始まる梶井基次郎の短編「櫻の樹の下には」です。だからあんなに綺麗なのだと。
ちょっと、不気味です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アルカイックさんへ

吉野の桜は、私の永遠の夢です。。。
秋田は、ちょうどGWが見ごろです。。。

アルカイック さんのコメント...

@志保さん、こんばんは。

コメントありがとう。
5月ですか。
名古屋も5月までもつ年もありますよね。
花見とかしたいものです。